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『人生を幸せへと導く13の習慣

 

著者の紹介:ベンジャミン・フランクリン(1706年~1790年)

      アメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者

      気象学者。

      政界に進出しアメリカの独立に多大な貢献をした。

      アメリカ独立宣言の起草委員になる。

 

今回紹介する書籍は、世界の政治家・実業家が人生の教科書とした

『フランクリン自伝』の「13徳の教え」についてである。

文豪ヘミングウエイ、コビィー博士、日本では福沢諭吉・新渡戸稲造・

内村鑑三・夏目漱石・正岡子規など各界の指導者がこぞって学んだ教えである。

聖書とともに世界中で最も読み続けられている人生成功の手引書である。

 

 フランクリンの自伝のなかの「13の習慣」には、「いかにすれば豊かな人生を送り、かつ心の平安・社会の平和が実現できるのか。」という問いに対する生き方の教えが説かれている。(=「徳や人格」を中核とした教え)

 

この教えが注目されている背景に、今の日本の現状が大きく関わっている。

現在の日本は、

「勤勉・正直・誠実・節制などが失われつつあるのではないか。」

「個人の努力や成功、富、社会の発展を望む健全性が失われつつあるのではないか。」と多くの人が考えるようになった。

今こそ、日本人はフランクリンの「13の徳」の教えをしっかり学び直す時が来ていると多くの人が考えるようになったのである。

 

 では、これからフランクリンの「13の徳」について見ていこう。

フランクリンは、「すべての求められる人格と行動様式を13の徳に含ませつつ、その上で、富を得、社会的な成功を得るためには、それを守り習慣化することに努力すべきだ。」と言う。

 

「13の徳」とは、「節制・沈黙・規律・決断・節約・勤勉・誠実・正義

中庸・清潔・冷静・純潔・謙譲」のことである。

節制:頭や体が鈍くなるほど食べないこと。はめを外すほど酒を飲まない

こと。健康は幸福な人生、成功する人生に欠かせないものである。

節制を習慣化することで強い自分、健康な自分をつくる。

 

沈黙:人はすぐ自分のことばかり話したがる。

   人の話をじっくり聞けるようになれば、学ぶことが多く、成長でき

相手も話を聞いてもらえることで喜び、自己重要感が満たされ

る。お互いの人間関係も良好になる。

 

規律:時間を決めてコツコツやる。

   時間にいい加減な人は何をやってもうまくいかない。

 

決断:なすべきことをやろうと決心すること。

   決心したことは、必ずやり遂げること。

 

節約他人や自分に役立つことのみにお金を使うこと。  

   無駄遣いはしないこと。

 

勤勉:時間を無駄にしないこと。いつも有益なことに時間を使うこと。

   無益な行動をすべてやめること。

 

誠実:騙して人に害を与えないこと。

清く正しく思考すること。口にする言葉も同じ。

 

正義:不正を行わない。義務であることはきちんと尽くす。

   他人に損害を与えない

 

中庸何事も極端でないこと。自分の夢や思いは強く持つ。

   気概や情熱を失わないこと。しかし、周りの人たちとの接し方は

   中庸であること。

 

清潔:身体・衣服・住居を不潔にしない。

   いつも清潔にしておくという習慣は、他人からの信用を増やす力と

なる。

 

冷静:つまらないこと、些細なことに心を奪われてはならない。

   冷静さを習慣化することによって、自分を見失わず、より大きい

   成果をもたらす仕事力を身に付けることが出来る。

 

純潔:性の営みは、健康のためか子供をつくるためにのみすること。

   性におぼれ、自分や他人の平和な生活を乱したり、信用を失くした

りしないようにすること。

 

謙譲:イエスとソクラテスを見習うこと。

   本当に大きな目標を実現するためには、謙譲の心得を忘れることが

あってはいけない。

 

※これら「13の徳」がすべてうまく影響しあうことによって、私たちは望む自分の人生を手に入れることが出来るようになる。

 

 では、「13の徳」を身に付けるにはどのようにしたら良いのであろうか。

この点について見ていく。

  1. 「13の徳」が持つ意味・意義を一つひとつ理解すること。

そして、これらの徳をすべて習慣として身に付けようと心に強く言い聞かせること。

 

  1. 一定の期間、一つの徳に集中し、これが身に付いたら次に移る。

一つの徳について、1週間かけるようにする。

13の徳を同時にすべて身に付けようとすると注意が散漫となってしますので注意。

 

  1. 「徳」のことばを自分の生き方、信条目標にして毎日唱える。

そうすることで、潜在意識に無限の力が湧き出てくる。

 

4.「徳」実現に向け計画を立てる。

 1日の時間割をつくり、朝起きては自分の目標確認し、夜は1日の

反省を忘れずにする。

一徳目を1週間行い、これを最後まで続けると13週(一徳目×13)で完全

に一巡する。

 下の表を書い(貼った)た手帳を持ち歩き随時、チェックする。

 (例)「節制」がテーマの週。

 上手くいかなかったら×印⇒少し改善出来たら△印⇒改善したら○印

 13周(一巡)した時点で、どの徳目が自分の課題化が視覚化できる。

 

 

 
節制              
沈黙              
規律              
決断              
節約              
勤勉              
誠実              
正義              
中庸              
清潔              
冷静              
純潔              
謙譲